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アーカイブ:2020年

歯肉の下がるスピードと予防介入のデータ

歯肉の下がるスピードはある程度わかっています。   ・放置した場合 → 1年あたり1~1,2mm歯肉が下がります。   特に歯と歯の間に顕著に現れます。 ・3ヶ月に1回歯科医による診査のみ受けた場合 → 1年あたり0,1mm歯肉が…

歯肉の傷の治るスピード

歯周外科処置を行ったり 抜歯の際に歯肉を切開することがあります。 また 口の中に傷を作ってししまうこともあります。 この傷がどのくらいのスピードで治るかというと 1日0,5mmづつ治ります。 また 治る際は傷の両端から治るので ちょっとした…

フッ素歯と歯垢(プラーク)への作用

フッ素が口の中に入ると 歯とプラークへ作用します。 歯への作用 →歯の表面であるエナメル質の結晶に作用し  結晶性の改善  歯の表面のフルオロキシアパタイトの生成  再石灰化の促進  以上の作用により  歯質強化、むし歯菌の出す酸への耐酸性向上が行われ  …

根っこのむし歯に対するフッ素予防

65歳以上の方の残った歯の 95%は根っこが露出しています。 口腔ケアの不十分な方は 根っこむし歯の予防法として フッ素塗布 フッ素バーニッシュ という方法があります。 フッ素塗布は小児にも使われる方法で 露…

原因別歯の痛み、症状

歯の痛みについては原因により痛み、症状に違いがあります。 これらが全てではありませんがご参考までに。 1.  むし歯で神経がやられ歯が痛い場合 → じっとしていても痛い(自発痛)   痛みの場所の特定が困難(右側が痛い、右上が痛いなど曖昧)   お風呂に入…

知覚過敏原因(女性に多いもの)

知覚過敏の原因になりうるものは 歯の際の欠けで くさび状欠損と言われます。 この欠けより根っこも一部が露出し 知覚過敏を起こします。 くさび状欠損の原因は 1.  咬み合わせ異常 2. 歯ぎしり、食いしばり 3. ストレス 4. 口周囲をとり…

どの歯が痛いかよくわからない

歯が痛いけれど どの歯が痛いのかよくわからない 上なのか 下なのかわからないことはありませんか? じんわり、ボワっとなど、この辺りが、右側がなどの 痛みはあるけど痛みの場所が曖昧になることはありませんか? このような場合は神経が痛んでいることが考えら…

フッ素塗布方法

フッ素を歯に塗りますが その方法は 歯を磨き 歯を乾かし 歯がなるべく乾燥した状態で フッ素を塗り 3分放置します。 場合によっては泡タイプのフッ素を マウスピース様トレーに入れ 歯をフッ素に浸す事もあります。 こちらも3分浸しますよ。 時間になったら 余分なフッ素を拭い 終了です。 フッ素塗布後は うがいせず 最低30分は飲食禁止です。

むし歯検知液

むし歯を染め出す 検知液があります。 目で見ても分からない部分に 以外とむし歯がある場合 重宝します。 目で見ても分からない場合は 予防的に少し 周りまで削りむし歯を取り残さない 様にします。 歯をなるべく削らない様に する為の検知液です。

食いしばり 歯ぎしりによる歯の痛み

食いしばり 歯ぎしりなどで 歯が痛く 場合によっては 歯が揺れる事があります。 この場合レントゲン上むし歯などは 無く 骨のに問題が写ってきます。 この様な場合は かみ合わせ調整 マウスピースの使用 が必要となる事があります。 放置しても自然と治まる事も 多いですが 知覚過敏が出たり 悪化すると神経が痛む事もあります。