歯肉と根っこと差し歯
相関関係あり
お互い密接な関係があります。
差し歯は神経を取った歯に行う処置です。
原理は根っこに芯棒となる金属や繊維製の芯棒を差しそこに被せることで歯を復元する処置です。原理通りいけば根がありそこに芯棒を差せば安定と感がられますがそうもいきません。
長期安定については一定の条件がありその条件は根っこの上部が歯肉より2mm以上飛び出ていること。また芯棒を入れた根の厚みが1mm以上あることが望まれます。
初期あに神経処置を行った場合などは条件を満たすことは比較的容易ですが、一度差し歯にした歯の処置となると初回に比べ長期安定率は下がります。これは上記条件が満たしにくくなり安定感を欠いてきます。
この条件が満たせない場合などは歯肉を切って根を露出させ上記条件を満たすようにしたり、他には根を部分矯正にて引っ張り出すのも条件は満たしやすくなります。歯肉を切るのは外科的な処置が必要で引っ張り出すのは時間がかかります。ただこの2つはアプローチは違ってもゴールは同じです。要は”歯肉から根を飛び出させる”です。根があるのに抜歯になってしまう場合などはこのような条件が満たされていいることが多く体感的に不要と感じても差し歯維持が難しく長期安定感がなければ抜歯を行いそこにお補いを入れていくことで長期安定を図ることとなります。ご参考までに。