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神経処置途中で放置した場合のむし歯の進行様式と理由

 

 

神経処置

根っこの処置

時間がかかるので嫌になってしまうこともありますが

放置すると抜歯に繋がることが多いです。

 

 

その理由は以下の通りです

長期に放置すると

仮歯、仮蓋が外れてしまします。

そうなると

神経の空洞中に物が詰まり始めます。

また

神経の空洞は通常箱型をしています。

食べかすが詰まると

とれにくく

歯ブラシ

うがい

ではなかなか取り切ることができません。

 

 

さらに厄介なのは

神経の空洞には知覚が無く

食べかす、物が挟まっているということを

感じることができず長期に食べかすなどが残ってしまします。

 

 

さらに、さらに

神経の空洞内は象牙質と言われるもので構成されており

むし歯になりやすいです。

 

歯の表面はエナメル質と言われPH5.5で溶け始めます

それに対して根っこはPH6.4で溶け始め

むし歯菌の出す酸に呈して弱くむし歯になりやすいです。

 

中がむし歯になった場合処置は難しい、もしくは無理なことが多いです。

被せ物治療は家でいうと

リフォームに近い処置です。

 

柱や基礎工事などがしっかりしていないと

リフォームしたところで家が長持ちするわけではありません

 

 

2階建ての家で1階の柱が腐っている状態で家をリフォーム

しようと

できると

長期に家がもつと

思いますか?

 

これと似たようなところがあり

神経の空洞内にむし歯を作るとその後の処理は

難しい

もしくは

無理になり

抜歯となります。

 

この抜歯は回避しようと思えば

時間がかかったり

面倒臭かったりしますが

比較的容易に回避できます。

仮にむし歯ができたとしてむし歯を全部除去して

差し歯にできたとしたも

むし歯除去により歯が薄くなり

その後破折の原因となり

長期的にみると歯が割れて抜歯となることがあります。

 

根っこの治療は

時間がかかり

治療の進捗も実感できず処置を受ける理由も

見失いがちですが

最後まで処置を受けることが大切です。

 

くり歯科クリニック