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歯の色合わせ

大船 歯科 歯医者 くり歯科クリニック

これ本当に難しいです。

特にレジンで合わせる場合は特に難しいです

悪いところを削って充填しますが

うまく周りと馴染むこともありますが

歯に縞模様のある場合は特に難しです。

幼少期にテトラサイクリン系と言われる

抗生物質を服用すると副作用として

歯に黒い横縞が入ったときはなかなか

合いません。

要因としては

レジンに黒いものが一般的にはなく

ある程度限られた歯に似た色のレジンを

使用するしかないこと

横縞なので縦方向に大きなむし歯が

できてしまうとこの黒い横縞を跨いでしまい

コントラストがきっちり出てしまうこと

また

周囲までレジンを充填しなるべく

馴染むようにぼかしても

レジンは半透明の材質なので中の色を完璧に

隠蔽することができません。

例えば赤いものを白く塗ろうとすると

したの赤が透けてしまうようなものです

色の場合は何度か塗り重ねることで

隠蔽できますが厳密は形が変わります。

形を変えることなく塗ることは本当に

難しいようです。

歯の場合はあまり形を変えることは望ましく

ないのでべったりとレジンを充填することは

現実的ではありません。

こんな場合はある程度色の違いを許容するか

充填するレジンの量をあらかじめ逆算して

削る量を大きくするというのも検討することは

必要ですが

むし歯に対して色合わせのために

歯を大きく削ることは

本末転倒になりかねません。

この辺りは好みの問題も入ってきます。

何を捨て、何を拾うかは

個人の考えの範囲となってきます

ご参考までに

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