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根の再治療

根の治療になるのは

神経を取り神経処置を終えた歯です。

神経処置が終わると

神経の入っていた管の中には

ゴム状の素材を入れます。

このことで根の状態は長期的に安定します。

ただこれはパーマネントではありません。

その後年々か経って根の先端に炎症が起こり

化膿してしまうことがあります。

この様な状態になると噛むと痛い状態

じっとしていても痛い状態

になったり

最悪熱が出てしまうこともあります。

これは根が化膿している根尖性歯周炎

と言われる状態で

先のゴム状の詰め物を除去し

根の中の除菌を行う必要が出てきます。

除菌を行うことで根の化膿は消失し

また噛める様になります。

ではこれで終了しパーマネントな安定かと

いうとまたこの辺りは難しく

神経をとってから10年後に根が化膿する

とした場合

その後再度化膿するのは10年より短く

なる傾向が強いです。

この状態を何度か繰り返すと

抜歯につながります。

元はむし歯、歯の破折、食いしばり

を元凶とする神経の死滅です。

根の再治療をすることも重要ですが

このサイクルに入らない様にむし歯予防を

しっかりし

歯ぎしりが強ければ力のコントロールを

可能な範囲で行い

とにかく神経をいじらない様にすることが肝要

かと思います。

最近では人生100年時代と言われます。

もし仮に人間の寿命が30年であれば

この様なことは気にする必要がないかと

思います。

長期に健康に何でも食べられる様にするために

神経保護、神経健康を意識することは

重要です。

鎌倉市 大船 歯科 歯医者 くり歯科クリニック