初期むし歯を見つけたら
予防です。
何をもって初期むし歯というとむし歯がエナメル質に限局している場合です。
エナメル質にむし歯が限局している場合は削らずに毎日の歯磨き粉にフッ素を使う
フロスを使うなどしてこのむし歯が進行しないか確認しながら定期的にチェックし進行しないことが確認できれば
そこで終了です。
歯と歯の間などは何度かレントゲンを撮って追っかける必要がありますが追っかけるにも理由があります。
むし歯は局所の動的平衡が乱れた状態です。要はむし歯になる環境が作られておりその結果としてむし歯が
発生し始めます。むし歯が発生する環境が整っていればあとはオートマチックにむし歯は進行します。
フッ素を使い、時として食べ物、食べ方、食べるタイミングなどを変更してむし歯発生環境を改善が本当に
変えられたかをチェックすることが重要になります。
環境が変化すれば初期のむし歯であれば進行を止めることもできます。
面倒ですが根本的な処置になるかと思います。
極初期の小さなむし歯を発見しその何倍も削りレジンを詰め終了させるのも処置方法ですが
レジン充填行ったとしても環境が変わらなければ再度むし歯になる可能性は高いです。
特に銀歯の時に行われますが環境的に汚れやすいところは予防拡大という削りこみをかけ
銀歯の境目が不潔になりやすい位置に来ない様にします。
１のむし歯に対して５とか８とか削るのは銀歯処置の場合には結構多いです。
2022.02.18 むし歯