レジンを1本の歯で2箇所埋めた場合の弊害
レジンは悪いところだけ取って充填する良い処置です
ミニマルインターベーション通称MIといわれる最小限の削りでむし歯治療を
行うという概念です
なので1本の歯に対して複数箇所のレジン充填を行うこともあります
悪いところをとってレジン充填
悪いところをとってレジン充填
むし歯治療についてはこれで完結です
ただネックな部分もあって歯とレジンの境目に辺縁漏洩が起こる可能性があり
レントゲンではなかなか確認し切ることができずレントゲンで確認できたむし歯を除去しようとすると
そこにむし歯があってようやく発見できるなどということが多いです
例えば
こんなんじで2箇所の充填が行われれている歯があるとします
レジン周囲に辺縁漏洩が起こっており検知液で染めるとピンクに染まります(青の場合もあります)
②周囲にむし歯を確認し除去に取り掛かります
そうするとこうなります
旧レジンを除去しむし歯発見除去を行うと
まだピンクの部分が確認できるあれ?とったはずなのに
そのピンクの部分を追っかけていくとこんな感じ
サイズ的には小さいのにむし歯を追っかけていくと結構大きな削除が必要となること
これ結構多いです
むし歯が中で進行するとあるサイズまで大きくなると歯の表面が欠けて大きな齲窩が出現します
こんな大きな穴が開いているなんて全然気づかなかったなんて経験あるかもしれませんが
その原因はあるサイズになって歯の表面がかけるまでなかなか発見されないということが多いです
これがあるい突然大きな穴が開いているのを発見する原因です
ちょっと話がそれましたが健全な歯のむし歯が結構発見されやすいというところがあります
一方、レジンの辺縁漏洩の場合はこの様なこの様なことは起こることはないので知らず知らずに
進行していることが多いです
レントゲン撮ってもなかなか見つけられない結構厄介なものです
でも、レジンはとても良い処置、良い材質です。
完璧ではないことは何事にも言えることかと思います
人生みたいですねw
鎌倉市 大船 歯科 歯医者
くり歯科クリニック