子供が歯をぶつけた💦(5歳くらいまで)
今は緊急事態宣言下であり
中々外で遊べす
お子さんは元気が有り余っていると思います。
なので
お家の中で元気に遊ぶことが多いと思いますが
お家の中には
テーブル
椅子
タンス
棚
etc
があり室内で元気に遊び転んでしまった場合
危ないものが多いと思います。
転んで机などに
歯を打ってしまうこともあるかと
思います。
その際多いのは
上の前歯を打ってしまうことが多く
もう少し特定すると
左右の
上の一番前の歯が一番当たりやすいです。
ぶつけてしまった場合
確認していただきたいのは
・歯が折れていないか
・歯がグラグラしていないか
・歯が抜けていないか
・歯肉から出血はあるか
・唇は切れていないか
・少しようすを見ると子供は泣き止むか
etc
です。
小さいお子さんの場合骨が柔らかく
歯が折れるより歯がグラグラしたり少し抜けて(脱臼)する
ことが多いようです。
対処法とすると
歯が折れている場合は2つに別れ
神経が出いるか否かで変わります。
・神経が出ていない場合
→歯が尖っている場合は角を丸め様子見です。
1週程度様子をみて問題なければ欠けた部分を詰めたり
そのまま様子見となります
その後1ヶ月後に再確認し歯の色、神経の反応を確認し
神経が生きていれば一安心です。
神経が死んでしまっている場合は根っこの治療が必要になる
場合もあります。
神経が出てしまった場合
→神経を取り根っこの治療が必要となります。
基本的には大人の根っこの治療と同じです。
歯がグラグラしている場合
→レントゲン上大きな問題がなければそのまま様子見
もしくはボンドによる固定を行います。
そして様子をみて1週程度様子をみて痛みの有無、 神経の生死、揺れの治りを
確認します。
歯が抜けた場合
→永久歯の位置により抜けた歯を戻したり抜けたままにします。
生え変わりが近い場合は抜けたまま
生え変わりがかなり先であれば歯を戻します。
抜けてしまった場合注意事項として
歯を乾かさないようにしてください。
中々ご家庭にはありませんが最良なのは
・歯の保存液に歯をいれての受診
・無いようであれば牛乳にいれて保存し受診
※牛乳アレルギーの場合は行わないで下さい。
・何も無い場合は口の中にいれ唾液に浸し保存し受診してください。
※誤飲には注意してください。
出血がある場合
→嗽をし出血が多い場合、痛みを確認しつつ清潔なガーゼで押さえると
出血はほぼ止まります。
唇が切れている場合
→嗽し清潔なガーゼで圧迫するとほぼ止まりますが
傷が深い場合、縫合が必要な場合もあります。
縫合が必要無い場合も唇を深く切ってしまった場合
唇には唾液の通る細かなチューブがありそれを切ってしまい
治る過程でうまく治らないとチューブから唾液が漏れ出て、唇に”がま腫”と言われる
半透明の風船状の膨らみができることがあり中に入っているのは唾液です。
苦手な方ごめんなさい
がま腫のがまはガマガエルからきています
(写真はがあガエルではないかもしれません)
これは簡単に破れ中なら唾液が出てきいます。
これの厄介なところは再発しやすく場合によっては処置が必要となります。
処置をしても再発しやすく少し厄介なものです。
これが全てではありませんがおおよその
場合をご紹介させて頂きました。
自己判断は危険ですので心配であれば
必ずかかりつけの先生にご相談ください。
また
歯をぶつけた場合
歯肉から出血が多かったり、お子さんが泣いてしまったり
して慌ててしまうことが多いと思いますが
歯を心配するのはもちろん
頭は打っていないかなども確認し
お子さんを冷静に観察しいつもと違わないか
目は定まっているかなどを確認することも大切だと
思います。
ご紹介させて頂いた内容はあくまでご参考までにです。
2020.04.21 小児歯科