ブラッシングのゴール
歯周病においてはブラッシングは極めて重要です。
歯周病を抑える、治す場合にはブラッシングなしには考えられません。
歯肉は歯肉炎、歯周病により腫れ出血します。
特に歯肉炎は歯肉が腫れている状態で歯周病の一歩手前の状態ですが、可逆的な疾病で
汚れれば歯肉は腫れる、綺麗になれば元に戻る、という状態です。
お風呂みたいなものでしょうか、生きれいれば汚れる、お風呂に入れば綺麗になる。
と似た感じです。
なぜお風呂に入るということがルーティンなっているかというと臭う、痒い、ベタつくなど不快な実感がありその実感から逃れるためにルーティンにすることが容易なのかと思います。
では、お風呂に入ると100%綺麗になるのかというとそうではなく、臭いがしない、痒くない、ベタつかない様な
状態に維持されることとなります。
歯肉も同じでブラッシングのゴールは歯肉炎が発生しないレベルに抑えることです。100%綺麗にすることが
必ずしも必要ではありません。ただ歯肉炎の発生しないレベルには個人差があり一概には言えませんが
ある一定の状態を維持する、それをルーティンにできる様にすることが肝要です。
この歯肉にならない状態を完全い維持することは結構難しですので時々客観的にチェックして綺麗にすることで
歯肉の健康が維持されてきます。
歯肉炎は汚れが歯肉に残り続け1週間程度で歯肉炎症状が出ます。
歯肉炎があっても口臭はまず出ません。
歯肉炎があっても痛みはありません
歯肉炎があっても不快症状はありません
逃れるべく不快な実感が出にくく電動ブラシを使えばベロので触れる範囲はとってもツルツルします
歯磨き粉を使えば爽快考えやすく
実際の汚れと、実感との間に解離が出やすく口の中は綺麗なんだろうと誤認しやすいところもあるかと思います。
電動ブラシも正しく使えればかなり綺麗になります。でもなんとなく使ってもベロの当たるところは綺麗になります。
電動ブラシも道具なのでなんとなく使うのではなくしっかり確認して正しく使うことは必要なことです。