歯髄処置(神経治療)の終了条件
むし歯が大きい場合、神経に細菌が感染してしまい神経処置が必要になります。
歯髄処置のゴールは
神経の除去
神経の入っている管(根管)の成形
です。
受けている方は根の治療と歯髄処置の違いがわかりにくかと思いますし、使う道具についても大差ありません。
ただゴールが違います。今回は歯髄処置です。根の治療とは違います。
処置の一連の流れは
麻酔をかける
↓
むし歯を取りながら、神経に届く穴を開け、器具が入りやすい形に成形する
↓
神経を大まかに取る→もし痛みがあればこれで大体の痛みは取れます。
↓
根幹の形を成形します→根は曲がっていたり、凸凹しているので成形しないと、最終的に入れるゴム状の薬が
きっちり入りません
↓
噛んで痛くない、根幹内を触っても痛くない、根幹内から出血、滲出液が出ていない等が認められる
↓
終了です
ですので条件とすると
噛んで痛くない、根幹内を触っても痛くない、根幹内から出血、滲出液が出ていない等が認められる
です
痛くないけど根幹内から血が出る様であれば再消毒を行い待ちます。
根幹内は綺麗だけど痛くないであれば、同じです。
歯髄処置は時として結構時間のかかる処置です。
焦らずじっくり行うことが良いかと思います。
また、ちょっとした傾向ですが体温の低い方は長期化する傾向がある様に思われます。
2022.02.06 神経処置