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なぜ顎の骨が溶けるのか?(歯周病編)

歯周病になるとなぜ顎の骨が溶けるのか、歯茎が下がるのか?

答えは白血球の入る隙間を作るためです(これが全てではありませんが)

歯肉はコラーゲンなどで密に組織されておりさらに何かがそこに入る余地はありません。

でもプラークが溜まって体が戦わなければならないのでそこに兵隊(白血球)を送らなければなりません。

そうしないと体は無抵抗にやられてしまいます。

どこで体としては戦いたいのですが兵隊を送るスペースがありません。

なので歯肉のコラーゲンを溶かし、線維芽細胞が自滅しスペースを作りここに兵隊が駐屯できる様になります。

兵隊が基地を作るために山や森を壊しそこに野営するのと似ています。

これで敵(プラーク細菌)と戦えます。

またもう一つの要因は歯肉の最先端の敵から退くと言うことです。

この退く時隊列を乱さない様に敵から退きます。

歯周病菌等が暴れると歯肉の組織は変化します。要は戦場になります。戦場になれば綺麗な街並みも、自然も

壊されえしまい元の状態に比べると乱れています。歯肉も同じです。

この時兵隊は引きますが敵から距離をとり隊列を乱さない様に下がります。

別の言い方をすると隊列が乱れないで済む距離をとり下がります。

これによりプラークを避ける様に歯肉が下がります。下がった先の状態は元の形を維持しています。

無駄に隊列が壊れるならある程度諦めて現状これ以上は譲れないところまで本来の形を維持して後退すると言う感じでしょうか。

この際大事なのは敵(プラーク)がいるから後退するのであって敵がいなければ後退する理由はありません。

しっかりと歯磨きし、時々クリーニングし体の兵隊が後退しなくてすむ環境を作ってあげることが大切です

鎌倉市 大船 歯科 歯医者 

くり歯科クリニック