むし歯 レジン治療ケース
むし歯の場合レジン修復を行うことが
多いですが
あくまで
レジン修復は手段です
方法です
方法をゴールとすると
うまくいかないことも
多いです
では
症例
神経は象牙質まで及んんでいます
むし歯が神経近くまで進行しています
歯質も多くレジン修復適応です
象牙質は神経が通っているので麻酔を行います
麻酔を歯肉に打ち
神経に作用するまで数分待ちます
エナメル質は硬く
タービンで削る必要があります
軟化象牙質は柔らかくタービンだと削れすぎてしまうことがあります
軟化象牙質部は
神経が壊れており削っても痛みがありません
軟化象牙質除去時は染色液を用いて
軟化象牙質部を明示し取りすぎず
取り残さない様に軟化象牙質を除去します
軟化象牙質除去後は乾燥させ
ボンディング剤を塗布し乾燥させ
光照射により固めます
レジンを充填しある程度の形に整形し
光を照射し固めます
その後
整形
咬合調整
研磨
を行い問題なけば終了
レジン充填は
1回で終わるメリットがありますが
開口時間は長い傾向に
あります
すぐに詰めて終わりというわけではなく
軟化象牙質を何度も除去し
充填時は慎重に充填します
急ぐことはできません
開口時間が長いことを覚悟しないと
なりません
短い時間を求めるなら
1回あたりの開口時間の短い
銀歯を選択するべきです
レジンは半永久的に持つ材料ではありません
なので定期的にチェックし
周囲に
破折
欠け
があればリタッチします
その他もありますが
担当医にご相談ください
あくまで目安です
2021.07.26 むし歯