根の治療の シミュレーション
日常、食事には困らないが歯肉を押すと違和感、重く痛い
歯肉に瘻孔(イボ)がある
このイボは定期的に腫れ、出血、排膿により萎む。これの繰り返しがある
以前に神経処置を受けている
差し歯になっている
レントゲンで根の周囲に骨の溶けを確認した
被せ物を外す
土台を外す
根の中にある汚染された根管充填剤を除去する
汚染が広がったと思われる根管壁周囲一層を物理的に除去(皮をむくイメージ)⓵
根管内の洗浄⓶
⓵、⓶繰り返す⓷
貼薬(痛みが出ることあり)
仮封⓸
1週間ほど開ける⓹
仮封を外す
⓷-⓹の繰り返し(数回から数ヶ月)
痛みがなく、根管内から出血、滲出液、排膿がなく、瘻孔の消失を確認
根管充填剤を詰め込む
根管充填剤の充填の具合をレントゲンで確認
確認後コア(芯棒)の種類選定
歯質が多く残っていれば
ファイバー製芯棒+レジンで支台歯築造
残っていなければ銀製の芯棒の型取り次の回に支台歯築造
補綴物が入る様に支台歯形成(削り込み)
印象(型取り)
咬合採得(かみ合わせとり)
仮歯、仮封
補綴物セット、終了
おおよそ数ヶ月はかかると思ってもらうと良いかと思います
中途で辞めるとリカバーが大変だったり内部でむし歯を作り抜歯につながります
根の処置は根気が必要です
- コアが長く歯質が薄い場合は処置を行えないこともある
- コア除去後に破折が認められると抜歯になることがある
- 根の化膿は抜歯の適用となってもおかしくない状態
- 銀製のコアを使用する場合は最後の処置となる可能性が高く次は根の破折となり抜歯につながる可能性大
あくまで簡単なシミュレーションなので全てが当てはまるわけではありません
詳しくは担当の先生とご相談ください
2021.07.25 根の治療