風船割り(根の化膿編)
風船空気を入れると膨らみます
風船が膨らむと中の圧力は高まります。この圧の高まりが根の化膿の痛みの根源的痛みの原因となります
根が化膿し骨の中で膿がたまり内圧が高まりこの圧力を根の歯根膜というかみ合わせを知覚する器官が感知し
痛みを感じます
この痛みを早期に取り除こうと思った場合風船を思い浮かべると良いかと思います
風船の内圧を下げるにはどうすればいいか?
空気の排出口を開けて空気を排出すれば自然と圧力は下がります
根の化膿も同じで膿を排出してあげれば内圧が低くなり歯根膜が圧力を感知しなくなり痛みが減る
もしくはなくなります。
風船であれば穴を開ければよくどこでも穴が開けられます
一方根の場合は骨に穴を開けるわけにもいかず基本的には根の先端に穴を開け膿を排出し圧を下げます
これ上手くいくとびっくりするくらい痛みが和らぎます
場合によってはまだ膿が完成していなくて穴を開けてもなかなか痛みが引かないこともありこんな時は薬を飲んで
ひたすら待つになります
また、ちょっと膿の痛みを我慢していると骨の一部が溶け歯肉の方に膿の排出口を作ろうとします
この辺りが根の化膿の時に一番痛いタイミングになります。ここを何とか我慢すると骨に完全に穴が開き歯肉
の方に膿が逃げられる様になり歯肉は柔らかく膨らむことができるので骨の中に比べ圧が下がりやすくなり
痛みが減弱します。さらに、さらに我慢すると歯肉に穴が開き瘻孔と言われるものになります
こうなると圧は完全に下がり、さらに新たに膿ができても自然排出され内圧の高まりを抑えることができるので
痛みがなくなり違和感程度になり悪いながら安定します
風船に穴が開いた状態です、穴が開いているので新たに空気が入っても穴から逃げてしまうのでふうせんは膨らみません
よって内圧も上がらないということになります
バイ菌が入り炎症が起こると赤くなり、熱をもち、そのことで痛みが出て痛みが原因で機能障害になります
痛みの原因は体の反応の産物です
膿は白血球、正確にいうと好中球の死骸です。死骸が出るのは一定の戦いが必要です
痛みは体に必要な戦うプロセスかと思うとなかなか難しいですね
嫌だけど重要、野菜みたいですw
鎌倉市 大船 歯科 歯医者
くり歯科クリニック