脱感作(絞扼反射編)
口の中が過敏な方がいます、上顎を触ったり舌を押されると
オエッとなってしまいます。
この状態を絞扼反射と言われます。基本的には吐いてしまうことはないと言われています
かなり口腔内が過敏になりますが、自然と治るかというとそういうことは少なく大人になても
この反射を持っている人はオエッとなってしまいます
できれば早期に慣れてしまうと良いかと思います。オエッてなったり、気持ち悪かたり、1回2回で慣れません
根気と嫌なことを何度もするという結構大変な作業になります。でも頑張るべきです
特にむし歯になりやすい方、歯肉から出血のある方はやらないとその後歯を失うリスクが上がります。
処置中にオエッ、オエッとなってしまいますと処置が頻回に中断し、オエッとならない範囲での処置となり
かなりの制限を受けます。制限下ではなかなか十分な処置ができません
まずは弱い刺激を遠くから加え、だんだんとオエッとなってしまう部分にタッチする様にし
刺激を徐々に上げるといつか慣れる日がくるかと思います
これは脱感作と言われますが繰り返し根気を持って行うことが良いかと思います。
インスタントに行うのが現在のトレンドかと思いますが、こんな地道な作業には近道はありません
鎌倉市 大船 歯科 歯医者
くり歯科クリニック
2021.12.30 ブログ