痛み違和感の原因が一つではない場合
基本的に歯が痛いという場合
歯肉に細菌感染が起こり化膿して痛い
むし歯菌等が神経に及び痛い
という場合がほとんどです。
時々これらが合わさって痛みを発することがあります。
歯周病で骨が大きく溶けていない場合などはあまり考えられませんが
歯周病で骨が溶けている場合などは複合的に痛みが発生することがあります。
歯肉が化膿した場合は切って膿を出す、抗生物質により化膿を抑えると
→歯肉の化膿参照
痛みは病みます
神経に感染が起こり痛い場合は神経を取ると痛みは治ります。
→神経取る参照
このように原因と痛みへのアプローチ方法が違います。
例えば
骨が溶けている状態で神経が痛くなった場合
当面の強い痛みは取れますが
噛むと痛い
噛むと違和感がある
などの不快症状は残ります。
この場合神経を取っただけでは治らず
歯周病治療も必要となります。
さらに厄介なことの神経が化膿し始めていると
さらに違和感は続きやすくなります。
この場合痛いから神経をとりますが
これにより強い痛みは止みますが
化膿したことのより噛むと痛いというのは残ります。
ですから
処置には時間がかかります。
神経が化膿し痛みが強いという場合
基本的には歯が揺れ、強い痛みがやめば治ります。
ただ
この揺れが強い痛みによるものか、歯周病によるものかは
状態があいまってしまうとなかなか判断は難しくなり
その後の予見はその後の状態をみての判断となり
2、3段構えの処置が必要です。
根の化膿と歯肉の化膿には抗生物質が効きますが
神経の痛みには効きません
なので別途神経処置が必要で
化膿には抗生物質
揺れについてはまみ合わせ調整 などなど
必要となります。
このような状態になる場合は往往にして
レントゲンではなかなかわかりにくいことが多く
ぱっと見正常に見えてしますこともあります。
この辺りは難しところです。
時間が経てば基本的に分かることなんですが。
その場でっとなると難しです。
このような状態の場合は
長期戦を覚悟すると良いかと思います。
2020.10.02 ブログ