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歯周病とは何だ?

歯の周りの骨が溶けてしまい最終的には

歯が抜けてしまう病気

歯を失う場合の80%は歯周病

などというのが一般的かと思います。

もう少し細かくいうと歯周病を放置すると

年間0.6本の歯を失う状態です。

そこに処置として介入しメンテナンスが

良好であれば年間0.1本歯を失う状態まで

改善できます。

歯を失うリスクを1/6位まで

下げることができます。

これが処置(介入)の意味です。

これは見えるところです。

ではこんな状態になってしまう要因は何か

というと原因は菌です。

歯周病菌と言われる菌が一連の歯の周囲の

骨を溶かす動きの原因になります。

ただ、歯周病菌がいれば必ず歯周病かと

いうとこれまたそうとも言い切れません。

歯周病の人には歯周病菌がいますが

菌がいるから歯周病になるかというと

そうとも言えません。

歯周病菌の存在は

必要条件ではありますが十分条件ではない

のもこれまた事実です。

では歯周病菌と何か?

突き詰めると体のネガティブな反応を

誘発させる物という感じでしょうか?

お腹には善玉菌、悪玉菌などと言われる菌が

ありますがこの善悪は人間が勝手につけた

名前でお腹の菌に善悪はありません。

体がよく反応するか、悪く反応するかの

違いかと思います。

歯周病菌は歯の周囲のポケットにいると

その周囲の免疫を騒がせ

その菌に対応するように反応し

戦うために歯の周囲のコラーゲンなどを

溶かして免疫細胞を送り込むスペース

を作ります。

これらが結果としてはの周囲の骨を溶かし

歯がなくなります。

口腔内には諸説ありますが

300〜500種類の菌がいると

言われていますがほとんどの菌は

人間と良好な関係を気づいており無害です。

難しいですが歯周病菌と言われる物が

いても体がこれらを無視することができ

体内への侵入を許さなければ歯周病は

ありません。

余談ですが歯周病菌にはクローンタイプ

というのが存在し同じ歯周病菌と言っても

体に対しての病原性のないものもあり

菌の存在が必ずしも歯周病直結とは

なりません。

小難しいこと言わなければ

キレイに磨いておけば

歯周病にはならないということですw

ご参考までに

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