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歯の際の欠けの詰め物が外れる

歯の際の欠け

くさび状けっそんと言われます。

年齢、症状にもよりますが基本的にはレジンを充填します。

くさび状欠損で歯に欠けが出ると根の内部の象牙質が露出します。

象牙質が露出すると知覚過敏が出やすく、年齢が上がるとむし歯の好発部位になります。

なので知覚過敏、むし歯予防の為に露出した表面を埋めます

ではなぜ発生するのかというと過度な力がかかり歯の際にストレスがかかり歯の表面のエナメル質が

破折し剥離してしまいます。これでくさび状欠損になってしまいます。

処置としてそこにレジン充填を行いますが、元来ストレスがかかりエナメル質が剥離してしまっている状態です。

そこにレジン充填を行っても再度レジンが脱離してしまうことがあります。

エナメル質が剥離する様な力です。そこにレジンを充填してもそこにはエナメル質剥離と同じストレスが

かかっています。根本の過度な力に変わりがなければレジンを外す様な力がかかります。

さらに、エナメル質、象牙質、レジンは力に対して同じ曲がり方をしません。この同じ曲がり方をしないことは

さらにストレスとなります。

なので傾向としてレジンは外れやすくなります。

歯の際が欠けが出てくるのは50歳くらいに多くなります。(もっと若くても発生することも多いです)

くさび状欠損の多いところは前から4、5番目が多くこの歯は中学生くらいに生えてきます。

仮に30歳で発生したとしても歯が出てからくさび状欠損の発生までに約20年弱かかっています。

レジンが20年持つかというと、、、なかなか難しです。

短いと半年程度で外れることがあります。

この辺りはなかなか難しところですね。

ご参考までに。

鎌倉市 大船 歯科 歯医者 くり歯科クリニック