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歯ぎしりのマウスピースデメリット

歯ぎしりがひどい場合の第一選択肢はマウスピースになりますが何かをするということは良いこともあれば悪いこともあります。要は天秤の問題です。

歯ぎしりで歯がすり減る、しみるなどの症状が出るようであればとりあえずマウスピースを使用することとなります。とりあえず使うというといい加減な感じもしますがここにも天秤が働いていますこのまま様子を見ても改善の見込みがないと判断できまた神経が壊れてしまい神経処置になる可能性が高くなります。マウスピースを使用するデメリットの大きなところはむし歯リスクの増大です。この際に比較になるのはしみる状態から神経処置になる可能性とマウスピース使用によるむし歯発生確率を比較すると明らかに歯ぎしりからくる神経処置の可能性が高くなります。であるならば、とりあえずむし歯リスクは上がりますが直近のしみると取り除くことを優先します。

マウスピース使用によるむし歯発生については高濃度フッ素入り歯磨剤の使用でほぼ防ぐことができます。そのような状態で神経の安定が得られるのであれば積極的にマウスピース使用を行います。他には睡眠に影響が出る可能性もあります。平たくいうと睡眠の質が下がる可能性があります。このように、使用によるリスクはいくつかあります。眠りが妨げられるのにしみの改善?ちょっとおかしいですよね。この辺りチェックをするためにも月1回くらい確認することは悪くないと思います。何かしたから待っていれば、オートマチックに改善するのではなく状態、改善の有無により使用方法を変えたりマウスピースを調整したり試行錯誤することが肝要です。

ご参考までに。