歯ぎしりで歯が削れるスピードアップ
歯ぎしりは
氷を噛み砕いているような音がします
キュキュと音がします
などなどの表現ができますが
要は歯がびっくりするくらいの力で擦り合わされているということです
歯の表面はエナメル質と言われ非常に硬いです
でも脆いです
材質は瀬戸物に似ています
歯ぎしりでの変化は大体こんな感じです
詳しい話は以下です
歯ぎしりの際、エナメル質同士がこすれている場合はお互いの硬さが似ているので
お互い少しずつする減り早期に大きく削れることも少ないです
でも
歯の表面のエナメル質が大きく削れるとエナメル質に穴が開き中の
象牙質が露出します
この象牙質、エナメル質より柔らかくエナメル質で強く擦ると
削れやすいです
ここがスピードアップのタイミンングになります
逆に象牙質で擦られることでエナメル質が大きく削れるかというと
ほとんど削れません
なので象牙質が一方的に削れていきます
これが長期に続くとかみ合わせが変わったり
場合によっては神経が痛くなってしまうこともあります
歯ぎしりが強い場合はマウスピースの使用も良いかと思います
この際のマウスピースは歯ぎしりがなくなるとか、減弱するとかではなくて
歯を保護するためのものです
要は刀の鞘です
マウスピースを長期に使用する場合はむし歯、かみ合わせのチェックは必要です
マウスピースの使用はあくまで天秤の問題です
むし歯リスクは上がりますが歯の削れは回避できます
どちらがその人の口の中により合っているか
より優先されるかによって使用するかしないかを決めます
むし歯がいっぱいの人はなかなか使用は難しかもしれません
根本的な解決は難しいですがある程度のところで
かみ合わせ調整と適切な材での修復も考慮してもいいかもしれません
ただあくまで時間稼ぎにしかならないこともあります
修復すれば境目からの辺縁漏洩も考慮しなければなりません
ここもまた天秤の問題です
鎌倉市 大船 歯科 歯医者
くり歯科クリニック
2021.11.05 歯ぎしり、食いしばり