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歯がグラグラしている場合

歯がグラグラすると痛みがあったり、

噛めなかったりします。

この時チェックするのは

何が原因で歯が揺れているかです。

基本は歯周病と根の破折です。

歯周病ですが、

この場合歯の周囲の骨が溶けてしまい

骨が根を避ける様に溶けてしまう

ものがあります。このタイプの歯周病は厄介で

歯が抜けてしまうのは

時間の問題かと思います。

これが治るかと言うと難しいかと思います。

別のタイプの歯周病、

これは歯茎の際の骨が何十年かけて

溶けてきたものであり

このタイプの歯周病はしっかりと処置をすると

抜歯を回避できることが多いです。

歯の揺れが完全に止まることは

少ないですがこれ以上悪くならず

維持することができます。

この揺れが治らなかった場合

これはこれで自然なものとなり

問題はありません。

この際重要になるのは食事です。

食事に差し支える様であれば

ボンドで固定するか被せ物で固定するかで

解決します。

もう一つ歯周病とは別件で

根の破折でグラグラしてしまうことが

あります。

この場合は根の破折です。

差し歯の場合によく起こります。

歯茎の中で歯が破折してしまい

この破折部で歯が動き

グラグラします。

この場合は基本的には噛むと痛いです。

この破折した部分を除去することで

痛みは取れますが、

歯肉の中で折れてしまているので

基本は抜歯となります。

歯肉の中まで破折が及ぶと

差し歯にしても長期安定は難しくなります。

もし、根の長さが十分であれば

根を矯正で挺出させ

理想は

歯肉の上2mmくらいまで根を露出させます。

こうなると被せ物としては

長期安定が期待できる状態になりますが。

こうなると根が短くなるので根への負担荷重

となり根の持ちが悪くなります。

なので、

周囲の歯と被せ物で繋ぎ長期安定を図ります。

ご参考までに。

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