土台の中のむし歯
差し歯には土台があります。
この土台にむし歯が侵入してしまうことがあります。
差し歯は神経を取ってしまっているのでむし歯の侵入を感じることができません。
なのでかなり進行して差し歯が抜けて初めて気づいたり
確認でレントゲン撮影を行いたまたま見つかる、被せ物に問題が生じレントゲンを撮って見つかると言うこともあります。
また土台周囲にむし歯が侵入するともし再度差し歯にしてもその後の予後が悪くなる傾向にあります。
長期安定の差し歯のためには差される根が歯肉より２mm飛び出ていることが必要です。土台周囲にむし歯が侵入すると往々にしてこの条件を満たすことが難しくなります。
– 予防が大事です。
治療内容
基本的には交換になります。
ただ土台を外した段階でもし根の化膿が認められたら根の治療も行っておくと良いです。
差し歯が健全であればもし根の化膿があったとしてもわざわざ壊してまで根の治療をする必要はありませんが”土台を外さなければならない”状態にあるのであれば根の治療も一緒に行うことが良いです。
むし歯を除去しきったら土台の形を再度取り差し歯再生に向かいます。
差し歯は根と土台の境目、被せ物と歯の境目と境目が多いです。
以前の差し歯が先の２mmの条件を満たせないものであればむし歯の侵入が容易になります
予防はフッ素歯磨き粉使用、歯科医院でのフッ素塗布となります。
予防してもか体感的に変わるものではなく継続することが難しいです。変わらないで安定しているとそれが当たり前となってしまいこの状態がフッ素によりもたらされていると実感しにくところがあります。
— ご参考までに。
2023.01.30 差し歯