処置後の全体確認
処置後1−2年経って全体確認を行うことは非常に大切です。
言い方は悪いかもしれませんが面白いです。
こんな感じに治ったのかとか
またむし歯になったかとか
当時ダメかと思ったものが思いの外健全に機能している
などなど見えてくることが多く日常のケアがうまくいっているかなど確認してできることは多岐に渡ります。
勿論これは初回に全体確認を行なっていればですが。
また、特にむし歯、被せ物、根の治療などお大掛かりな処置を行っていない場合も初回に確認しておくと
その後比較ができます。
この時のかくにん事項とすると骨の溶け方(歯周病)の確認です。
骨の溶け方には大まかに2種類あり、
真っ直ぐ平らに溶けていく場合と
斜めに溶けていく場合があります。
平らに溶ける場合は問題ありませんが斜めに溶けている場合は過度な力が顎の骨を溶かしてしまうことがあり
ブラキシズム(歯ぎしり、食いしばり)のある方には重要な情報となります。
ブラキシズムは基本歯を削ってしまう、歯を欠けさせてしまうなどがありますが
歯周病の悪化へと繋がることもありプラークコントロールとともに
歯周病進行予防に力のコントロールは必須となります。
骨が斜めに溶けている場合は基本的には歯周病治療の対象になりますし
歯周外科処置というのが必要になることが多いです
ご参考までに
2022.03.12 歯ぎしり、食いしばり歯周病