入れ歯のバネで歯にかかる力をコントローします。形は大事です。
入れ歯にかけるバネ
クラスプと言われます
かかる歯は鉤歯と言われます
通常のバネは歯を挟むように作り
歯にバネを引っ掛けることで入れ歯を安定させ
歯肉に固定します
この場合入れ歯に力がかかるとどうなるか?
歯は約0.2mm程度遊びがあります
歯肉は数mm
バネはほとんど遊びがありません
この状態で負荷がかかると
歯肉は入れ歯の支えとして最初に作用しません
歯におおよそ全ての力がかかります
バネと歯はリジッドであり一番負荷がかかります
なので
かんだ時の力がシーソーの様にならない様に
全体に力がかかり
作用した力を
他の部分に作用した力が打ち消す様に噛めれば
理想です
理想です
この際バネの形を工夫するとこの力を逃して歯肉に力をかけることができます
歯にバネで下から突き上げる様に力を加えると
この突き上げる力が支えとなり入れ歯が安定して歯肉に入れを固定します
では力がかかればどうなるか
押されるのでこのバネの力は歯から逃げる様になりかんだ時の力が
歯肉に作用しかんだ力が歯にかからず歯肉にかかります
こうして
歯にかかる力をコントロールして歯にかかる不要な力の方向を変え
歯の負荷を取り除きます
2021.03.21 入れ歯