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マッピング(義歯編)

入れ歯が入っている場合様々なバリエーションを考えておく必要があります

そうしないとあっち立てれば、こっち立たずになることが往々にしてあります

例えば

前歯が気になるという場合前歯を治すことになりますがこの前歯が入れ歯に関係していると

この前歯を治すことだけではうまく行かないこともあります

また、入れ歯を作る際に大事なのは残った歯がどの程度残るか、どの程度耐えられるか

今後どうなる可能性があるかを検討する必要があります

さらにバネを欠ける際に重要度に応じてその後の対応を考えておく必要があります

こうなったらこう修理しようとか

この歯がなくなってしまうと入れ歯が安定感がなくなるのであらかじめこういう形にしておこう

などなど変化を含めたゴールまでのマッピングが必要です。

場当たり的に処置をしていく事が悪いわけではありませんし、対処的に行うことは必要です

ですが、入れ歯を含む処置の場合はマッピングを先に行い、短所、長所、出来る限りの予見を行うことは

必要です。勿論、出来る限りの予見ですのでそうはならないこともありますが

その辺りも織り込み済みでの処置を行うことが肝要かと思います。

また、このマッピングは悲観的に行うか、楽観的に行うかで変わります

入れ歯になったことを悔いて残った歯の予防に努める方などはその後ほとんど歯を失わず

入れ歯が古くなり痛んでしまい交換だけで済む場合などもあります

ただこの場合は歯がしっかり残っていて入れ歯が劣化しただけだからできることです

入れ歯を作る際のマッピングはこの辺りをどうみるかが難しいです。

治療が終わった後はその維持、予防のスタートです。

どうしても治療が終わると、終わった様に感じてしまいますが

治療はあくまで可能な範囲でのリカバーです。元に戻るだけです。

元に戻ると言っても元来備わっていたものよりは一枚も二枚も落ちますが。

一枚落ち、二枚落ちなので元々よりもさらに大事にしないと長持ちしません。

元々備わっていた歯、素晴らしいです。

鎌倉市 大船 歯科 歯医者 

くり歯科クリニック