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かじって、かぶりついて、食いちぎる、ワイルドだろ〜

箸で小さくして食べる

ナイフとフォークで一口大にして食べる

行儀いい食べ方ですね。

料理に魚が出ていきなり両手で持ってかぶりついたら

ビックリされてしまうのではないでしょうか?

例えば

手羽先

出てきたらどうします?

かぶりつきませんか?

ナイフとフォークを出して身の部分を切り取り綺麗に食べようと

思う方は少ないかと思います

かぶりついて食べるとどんな感じでしょうか?

前歯でかぶりつき

適切なサイズに切り

食いちぎり

咀嚼して飲み込む

となると思います

この時どの歯を使いますか?

前歯、奥歯

ですね

ナイフとフォークで食べた場合どんな感じでしょうか?

ナイフとフォークで適切なサイズに切り取り

咀嚼して飲み込む

この時使う歯は?

奥歯

となります。

何が違うでしょうか?

前歯を使うか使わないかですね

大人であれば成長は完成しているので関係ありませんが

成長途中の子供であればどうでしょう?

参照

子供の前歯、幼ければすきっ歯になっていますか?

また

両方に共通して適切なサイズに切る

がありますが

適切とは何か?

なんで適切と言えるのか?

答えは

経験です。

何度も食事をしていると

心地よい一口

食材による心地よいサイズの一口

という差が出てきます

ガブっと食べる人もいれば

ハムっと食べる人もいます

ガブって人にハムっと食べさせると物足りなく感じ

逆であればモゴモゴしてしまい食事を味わう暇もないかと思います。

ガブって人は同じものを食べればほぼ同サイズに食いちぎるかと思います。

これはいつできるのか?

幼少期です

もう少しい時期でいうと手づかみ食べを始めた頃です

幼い時期に

自分の一口も知らないまま手で食べ物をとって食べると

少ないこともありますが

多すぎる場合はこぼれます

中には手づかみ食べをさせることを嫌われる人もいますが

その理由に周りが汚れるからというのがあります

汚れるのはある意味仕方ないところがあり

自分の心地よい一口が

食材別、硬さ別、温度別に分けられていないので

誤って多く口の中に食べ物が入ればこぼします。

これを何度か繰り返すうちに学習し

長くなりましたがこの時学んだ一口量が

適切サイズになります。

また

この時何が起こっているかというと

前歯

もっと正確にいうと

前歯の生えている骨に刺激が加わっています

食いちぎることによって骨に刺激が加わり発達します

この発達は何に影響するか?

前歯の歯並びです。

昨今歯並びの気になるお子さんが多いようですが

その大半は歯並びが混み合っている、重なっている

です。

原因は?

前述の骨の発達量の不足です。

仮に骨が十分に発達すれ歯が綺麗に並びます

これは人間の体の妙ですが

前歯で食いちぎりを行っていると歯が真っ直ぐに生えてきます。

やっぱり真っ直ぐな方が食いちぎる際効率がいいですね

また

8歳程度になると判別できますが

歯の先端が平になってきます

大人の歯の前歯は生えたての頃は

先端が凸凹しています。

でも

食いちぎりを行って食べる習慣がある

食いちぎって食べる食材を多く食べている人は

この凸凹がおおよそ1年半程度で平になり

適切に前歯が使えていたと判断できます。

歯並びについては遺伝的な物等も関わることがありますので

全てこのとおりではありませんが

昨今の多い重なった歯並びの原因の一つと考えられます。

参照

叢生 草むらのような歯並び :原因は長期的な習慣、食材形態

大船の歯科 歯医者 くり歯科クリニック