前歯先端の欠け
むし歯で欠けることもありますが
かみ合わせにより歯が薄くなり
経年的に負荷がかかり欠けてしまうこともあります
こんな場合は結構厄介です
厄介な理由は薄さです
例えばこんな歯
![](https://kuri-dental.com/wp-content/uploads/2021/10/9ee238f21ad1563471f7ed7baceea408.jpg)
歯の先端は薄くなり下の歯も削れて平らになっている
上の歯の先端が欠けたとします
原因は薄くなって咬合圧に耐えられなくなり破折したとします
これ結構散見します
その気結果こんな感じ
![](https://kuri-dental.com/wp-content/uploads/2021/10/b3217e879cba68b45b61d4336f066625.jpg)
ここにレジンで修復します
![](https://kuri-dental.com/wp-content/uploads/2021/10/5a170a33daa722b071eff8c8ab034b48.jpg)
青い部分がレジン充填部になりますがこれで処置終了です
ではこれが長持ちするかというと話は変わります
おそらく長期安定は難しいかと思います
要因はレジンの薄さと力のかかる向きです
レジンは薄くしか充填できませんし咬合自体が変わっているわけではないので
最初自信の薄くなった歯を欠けさせた力は変わりません
歯の方がレジンより硬くそれでもかけた部分にレジンを充填してもです
別要因として接着面積の小ささもあります
接着面が小さく強度が得られす脱離しやすくなります
解消方法として少し大きく削り接着面積を稼ぐというのもあります
こんな感じです
![](https://kuri-dental.com/wp-content/uploads/2021/10/3fe36c2c06fd531529839fd8c02bf36e.jpg)
これで接着は強固になると思いますが依然として薄いレジンは
変わりません
なのでレジン破折の可能性は残ります
レジンはあくまで無いところに足すという処置です
足すためのクリアランスがなければ中々良い結果にはなりません
そのクリアランスを得るためにも削るということが重要なことも多いです
鎌倉市 大船 歯科 歯医者
くり歯科クリニック