そしてむし歯の発生に強く関わりがあるのが砂糖(ショ糖)であり、砂糖の年間消費量とむし歯の発生率には1~2年程度の誤差はありますが多く砂糖を取れば取るほどむし歯にはなりやすくなします。よく、キシリトールはむし歯予防になるといわれますがこれはむし歯菌がキシリトールを利用して酸を作ることができないので味覚は甘いように感じますがむし歯にはあらないのです。
歯周病は顎の骨が溶け(歯茎が痩せる)て歯がグラグラする病気との認識がありますが、今では生活習慣病の1つに加えられています。歯周病治療を行い一時的に改善しても十分なプラークコントロール(ブラッシング)ができていないと再発するのでプラークコントロールは生活習慣の中で改善し十分な歯磨きができることが重要です。
また、歯周病は全身疾患のリスクファクターとなることが分かってきており、歯周病を治し、予防することが全身疾患の治療、予防に繋がります。
動脈硬化により心臓の血管が硬くなり血管が詰まったり、血管が細くなり最悪死に至る病気です。歯周病菌が血管内に入ると、動脈硬化を発生する物質ができ血管の中にプラークと呼ばれるカスのようなものが発生しこれが血管内を流れると血の塊ができ血管を詰まらせます。
脳の血管にプラークが発生したり首の血管、心臓から血の塊やプラークが飛んできて脳の血管を詰まらせう病気です。歯周病の人は脳梗塞の発症が2、8倍高くなると言われており。喫煙習慣のある方、運動不足の方、肥満の方、高血圧、中性脂肪、コレステロールの高い方は動脈硬化予防のためにも歯周病処置は重要です。
糖尿病の人は歯肉炎、歯周病のになっていることが多いと言われています。また最近では歯周病は糖尿病を悪化させることも分かってきています。歯周病菌の出す毒素が脂肪や肝臓からインスリンの効きを悪くする物質を出させ血糖値のコントロールを悪くすることが分かってきています。歯周病治療を行うことにより血糖のコントロール状態を示すHba1c(ヘモグロビンエーワンシー)を0、2~1、0%改善させるというデータもあります。
妊娠中は女性ホルモンが通常時より多量に分泌され妊娠の後期には月経時の10~30倍の女性ホルモンが出ると言われております。女性ホルモンは歯周病菌の増殖を促し歯茎を腫れさせます。このことにより妊娠性歯肉炎を発症させます。お口の中が綺麗であればほとんど発症することはなく、発生しても軽度ですみます。お口の中が十分に綺麗にできていなければ産後に歯周病になることもありますので、妊娠中のお口のケア、産後のお口のケアは大切です。
歯周病の方は低体重児早産の発生リスクが7倍になるとも言われておりアルコールや高齢出産よりリスクは高いです。元気な赤ちゃんを出産するためにも妊娠中の歯周病治療、ケア、予防は大切です。
骨粗しょう症の方の90%は女性です。閉経後の骨粗しょう症はホルモンの分泌低下によるものです。ホルモン低下により骨が脆くなり歯茎の中で歯周病が発生すると広がりやすいです。特に閉経後の女性は歯周病が悪化しやすいです。また骨粗しょう症の薬としてビスフォスフォネート製剤(BP製剤)を服用または注射しており抜歯が必要な際は注意が必要となり、場合によっては抜歯に際してBP製剤を休薬しなければならないこともあり、体の状態が悪くBP製剤服用、注射している状態で抜歯を行うと炎症が顎の骨へ波及し骨が壊死することもあります。ただ、骨粗しょう症で転ぶと大腿骨骨折などを起こし車椅子生活や寝たきりになってしまうこともありBP製剤は大切な薬です。できればBP製剤を使用しているときは抜歯にならないようにすることが大切です。
誤嚥性肺炎はむせた際にお口の中の唾液と一緒に細菌、食べ物、異物などが肺の中に入ってしまうことにより起こる病気で、場合によってはむせることなく肺の中へ入ってしまうことあります(サイレントアスピレーション)。また誤嚥性肺炎を引き起こすのは歯周病菌であることが多いです。高齢になったり脳梗塞の後遺症などで飲み込み(嚥下)に支障が出ると発症しやすくなりますが肺に入る唾液が綺麗であれば問題ないという報告もあります。高齢、脳梗塞の後遺症、免疫力の低下がある場合歯周病治療、予防は重要となります。
そしてむし歯の発生に強く関わりがあるのが砂糖(ショ糖)であり、砂糖の年間消費量とむし歯の発生率には1~2年程度の誤差はありますが多く砂糖を取れば取るほどむし歯にはなりやすくなします。よく、キシリトールはむし歯予防になるといわれますがこれはむし歯菌がキシリトールを利用して酸を作ることができないので味覚は甘いように感じますがむし歯にはあらないのです。
歯周病はプラーク(磨き残し)の中にいる最近の毒素と体が戦うことにより生じます。また糖尿病、喫煙、肥満、ストレスなどの悪条件が重なり歯茎(体)のバランスが崩れた際にも発症します。一般的には歯茎の腫れた状態を歯槽膿漏や歯周病などと呼ばれますが、正確には歯茎が腫れていても歯の周りの骨が溶けていない場合は歯肉炎と呼ばれます。歯周病は歯茎の腫れていて歯の周りの骨が溶けて初めて歯周病と呼ばれ別名歯槽膿漏と言われます。歯周病は歯肉炎が悪化したものです。
昔、健康な歯茎を持つ人を2週間ほど歯磨きをしない様にすることにより歯肉炎ができることを証明する実験がありました。この実験により溜まったプラーク(汚れ)が歯肉炎を発症させることが証明され、またこの後十分なブラッシングを行うことによりこの歯肉炎がおさまることも証明され、悪化させる条件(糖尿病、喫煙、肥満、ストレス等)の改善、十分なブラッシングで歯茎の状態は改善できることがわかりました。改善した歯茎もプラークが残るとまた再発します。つまり悪化させる要因を取り除き、キレイいにすると歯周疾患(歯周病、歯肉炎)は改善しますがまた汚れると元に戻るということです。なので歯周疾患(歯周病、歯肉炎)を治す、再発しないためには十分に汚れが取れることができることが重要になります。
また歯茎の際の汚れはむし歯も発生させ、歯周病の際は根っこが露出していることが多く根っこはむし歯になりやすく、進行も早いです。さらに、神経までも近いので神経が残っているはの場合は歯が痛くなりやすく重症化しやすいです。差し歯の場合は差し歯が壊れる原因となります。そして、歯のヒビ、割れを誘発し歯を抜く原因ともなります。
汚れもなく歯茎も腫れておらず、骨の溶けもありません。
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