子供の歯並びについて

子供の歯並び(4歳~9歳位まで)

子供の歯並びは大人の歯並びに大きな影響を与え、子供の歯並びが悪いのはほとんどの場合、生活習慣、食べ物、食べ方、飲み込み方舌の癖、唇の癖、指しゃぶりのなどの癖、頬杖が原因です。これらに問題がある場合は早期にその原因を突き止め改善することが重要です。特に飲み込みについては外から見ても分からないのでチェックが必要です。一朝一夕に治るものではありませんが、根気よく改善してあげることで歯並びは良い方向に向かいやすく。また、子供の頃はあごが成長中なので改善が期待できます。

床矯正

子供の様々な悪い歯並びに対応できます。床矯正は歯を動かすというよりはあごの発達を促して歯並びを綺麗にするもので針金(ブラケット)を使い歯並びを綺麗にするものとは違います。歯並びの悪い場合の多くは大人の歯への生え変わり時に、最初前歯に悪い歯並び(歯列不正)が生じそれが奥歯へと影響し歯並びが悪くなります。前歯に悪い歯並びが生じたら奥歯に影響が出る前に前歯で悪いところを改善し、奥歯も綺麗に歯が並ぶ様に促すためのものです。この床矯正は9歳未満で行うと非常に効果が出やすく、また治療期間も短くなります。使用に際しては検査が必要で効果があるのかの判断が必要が必要になります。床矯正での治療に際しては悪い癖や習慣の改善も必要になります。

  • 1歯が重なっている

    歯並びが悪くなっている状態

    乳歯の時(2歳~6歳位まで)は歯の間に隙間が空いている状態が綺麗な歯並びです。言葉を変えるとすきっ歯の状態が健康的で、綺麗な歯並びです。これば将来、乳歯より大きい永久歯に生え変わる際の予備の隙間で発育空隙、霊長空隙と呼ばれこの隙間を利用して永久歯は綺麗に並びます。乳歯の時にこの隙間がないと将来永久歯になった時、歯と歯が重なり合った歯並び(叢生)になりやすいです。歯と歯の間に隙間が出来ないのはあごの成長が十分に行われいない為に生じておりそれは食生活、食べ方原因があります。

    食生活、食べ方を見直しあごの成長を促してあげることが大切で、これはあごの成長があり、永久歯は生えてくる前に行うことは大切で成長が止まった後では効果がありません。また、あごの成長が不十分なまま永久歯になると重なり合った歯並びになりやすいです。

    子供の歯の段階で歯が重なり合っている場合は将来、イラストのような歯並びになる可能性は高くなります。食生活、食べ方を改善し将来綺麗な歯並びになるように適切な刺激をあごに与え成長を促して上げることが大切です。

  • 2受け口(反対咬合)

    上の歯よりも下の歯が外側に出た状態

    乳歯の歯並びは上の歯が被さる様になっていますが稀に下に歯が前に出てしまう受け口(反対咬合)になっていることがあります。この状態のまま放置すると大人の歯に生え代わった時も受け口の口元になる可能性が高いです。この状態は6歳くらいまでに改善して上げるとよく、乳歯の場合の受け口は遺伝的な場合を除いてあごが悪いのではなく、乳歯の歯の傾きに原因があることがほとんどで早期に治療することで改善しやすいです。原因は子供があごをずらして遊ぶことだったり、うがいの時の癖などにより発生することが多いです。

  • 3あごのずれ

    あごのずれにより、顔が歪んだ状態

    あごが左右にずれることがあります。これは顔を見るとすぐにわかりますが、顔が歪んでいるためむるとすぐにわかります。放置すると歪んだまま成長し、硬いもの、スルメの様なものが食べにくくなります。大人になってから改善しようとするとあごを切りずらして治療することが必要になります。子供の時であれば成長が見込めるので歪みを取る様な処置を行うことで改善できます。原因はうつ伏せ寝、指しゃぶり、頬杖などがありこれらの悪い癖をやめさせることが大切で指しゃぶりについては遅くても1歳3ヶ月程度にはやめる様にするといいです。

  • 4カチッと噛んだ時前歯が閉まらない(開咬)

    奥歯はしっかり噛んでいても、前歯が噛んでいない。

    開咬と呼ばれる状態で、大人になってから矯正治療で治そうと思うとかなり厄介な状態です。カチッと咬み合わせても前歯が噛まないので食べ物の咬み切りが難しくなります。原因は舌か飲み込み方、唇、指しゃぶりなどの癖にあることが多く、遺伝的な場合を除いてこれらを改善することで良好な歯並びになる様に促してあげることができます。

原因

  • 1舌を咬む癖がある

  • 2飲み込みが良くない

  • 3指しゃぶり、爪噛みなどの癖

  • 4口をポカンと開ける癖

  • 5口で呼吸をする

  • 6出っ歯(上顎前突)